二元に非ず。
おはようございます。
鍼灸・リラクゼーション
Healing room momoです(^^)
今まで分かりにくかったとは思いますが、ざっくり二元のお話を書いてきました。
今度は「非二元」のお話をしてみたいと思います。
私達は、普段、二元の意識でこの世界を生きています。
二元の意識は、私とあなた、私と物事があり、様々なことが現象として起こり、それを体験できるという当たり前のこの日常の事を指すお話です。
分離し、独立した（←思い込み）「わたし」という存在が生き抜いていくという人生が展開していきます。
「わたし」が、人生で起こる様々な事をコントロールしていきます。
喜怒哀楽、濃淡のある人生の物語を経験します。
解釈、概念、理解、正解や結果を出していく働きがあります。
じつは、これは全体の半分だけしか知らない状態です。
例えば、炭酸水があります。
炭酸水は、炭酸ガスと水が上手く混ざり合っていますよね。
二元の意識は、炭酸ガスの部分だけしか知らない、見えない、そのようにしか感じられないみたいな状態です。
自分は、時折り上がってくる、小さな炭酸の泡の一粒で、いずれ消えて跡形も無くなると思っています。
非二元というのは、泡の一粒だった私が「あれ？私って小さな泡の粒じゃなくて、この水のことだったのか？」と体感で思い出して行くことです。
私は炭酸ガスでもあり、水でもあり、全体の炭酸水であると認識が広がっていくということです。
泡の一粒だったというのは、思い込みだったということに気づいていくことになります。
色即是空・空即是色もこの事を言っています。
色＝現象 空＝実体が無い
現象の全ては、空性である。
実体が無い空性は、現象があるから認識される。
色も、空も、どちらにも優位性や差が無く
どちらも離れる事なく存在しています。
老子や荘子もこれを「道（タオ）」として説いてきました。
現象は目に見えて絶えず動き続けるので私達の思考はそれをすぐにキャッチして脳のシステムに組み込むために、現象では無い目に見えない空性が認識できないのです。
動き続け、私がコントロールしているという感覚が面白いのです。
色即是空とか、タオとか言われると神秘的、スピリチュアル的な話に聞こえるかと思いますが、脳の認識のことでもあります。
脳の認識次第で、この世の種明かしがされていきます。
だけど、それは理解不能だし、捉えようでは物凄いことにも、逆に当たり前のことにも聞こえるという言葉では表現しきれない視点です。
もう一つ、例えると
騙し絵がありますね。
見方によっては老婆にもみえるし、ちょっと視点を変えて見ると若い女性にも見える。
普通の意識だと、絶対的に老婆でしかないと疑いもせずに信じ込んでいる状態ですが、
ちょっと何かした瞬間に概念が外れて、美女が現れる。
この絵は老婆でもあるし、若い女性でもあって、二つは切り離せない。
私はこの世の空性に気づいた時に、あまりに壮大な騙し絵のもう片方を見つけたような感覚になりました。
「ぎゃー‼︎今までそうだと思ってたことが‼︎」みたいに。
そこから色々あったわけですが、老婆という見方が大事なのでは無く、若い女性という見方が大事なのでは無く、常にここに現れ続ける切り離せない全体がただ在るだけで、ただそれなんだなというところです。
小さなころから、この物質的なことばかりが全てでは無くて目には見えない何かがあるのだろうと思っていました。
誰もがそうだと思いますが
人生でふと立ち止まる時や、立ち止まらざるを得ない様な時に、なんとなく当たり前のこの世界に生きているこの感覚って何なんだろうと思うこともありますね。
こちらのブログでは、東洋医学、東洋思想、二元の癒しや非二元について書いていきたいと思います。
なんらかの癒しに繋がったら嬉しいです。
毎回下手な文章ですが読んでいただきありがとうございます😊
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