緩む方が難しい
こんにちは
鍼灸・リラクゼーション
Heailng room momoです😊
今日は、身体についてのお話しです。
と言っても、結局意識のお話になってしまいますが・・・
日頃、皆様の身体をみさせていただいたり、自分の身体をみて思うのは
力を入れたり頑張ったりって結構簡単にできてしまうんだけど、反対に力を抜いていく、緩めていく、頑張りをやめてみる
何もしないでみるというのが難しいんだなという事です。
なので、自分で力を抜けなくなっていてそれが身体の緊張や、不調やコリになっている場合がよくあると思うのです。
私の両親は自営業で、とにかく働いている姿を近くで見てきたので、私も休む事に抵抗感が付いてきますし、結局動き回ってしまい、家族に鬱陶しがられることがあります😅
頑張って頑張って結果を出すって、その喜びも凄くよくわかりますし、有無も言わせずにとにかく頑張らなくてはいけない状況が続くこともあります。
だけど、それが意識的にでは無く義務的であったり、もしくは美徳みたいになっていたり、定着してしまうと身体にもダイレクトに影響してしまうような気がします。
努力、頑張る、身体の緊張 = エネルギーを所有している状態
何もしない、力を抜く、ボーっとする = エネルギーを解放する状態
私達人間は
何かを所有する方が簡単にできてしまうのだけど、何かを手放したりやめてみたり、捨てるみたいな事は難しいのではないかなと思うのです。
ともすれば、何かを手放すことを頑張ってみたり、力を抜こうと努力してみたり、何かを辞めることすら隙あらば私の頑張りにすり替えてしまうこともありますね。
そもそも、力を抜くとか緩めるという感覚が分からない方もいるかもしれないですよね。
身体を緩める方法
すごくざっくり言うと、
自分のスイッチを切ってしまう
ということかなと思います。
ほんの少しの間でも良いので、1分とか30秒とかでも良いので
一瞬、自分の役割とか、肩書きとか、関わっている事とか、取り組んでいることとか
ぜーんぶを一回ゼロにして、そこにただ落ち着いてみる。
心地が良いなら、5分とか10分とかでも良いし、そのまま眠ってしまっても良いです。
イメージでも良いし、感覚的にでも良いので
何者でも無い身軽な感覚にゆるゆる身体を揺らしてみる。
私たちが日頃そうだと思っているプロフィールだったり、アイデンティティって
人間の社会の上だけのお話で、私はなんとなく借り物の様な感覚があります。
人間の社会では無いところから見ると、私がどんな肩書きがあってどんな性格でどんな特技があって
どんな悩みがあってってな〜んにも関係無いですよね。
だから、私はこんな人生を送ってきて、こんなことができて、こんな人間です!!
ということ自体が緊張なのかもしれないですよね。
その所有していることを一度置いてみる、距離を取ってみると緩みが起こる様な気がします。
夏目漱石の言葉でこんなものがありますね。
「牛になる事はどうしても必要です。
我々はとにかく馬になりたがるが、牛には中々なりきれないのです。」
ちょっと近いかなと思います。
私たちの思考そのものが、より良いものを目指し続ける、もっと!!もっと!!の働きそのものなので
たまに、牛のようにのんびり草食べてそれでいいよね、みたいな余白だらけの時間で力を抜いてあげること
大切かなと思います。
安心感や肯定感の中で、牛のようにのったらのったら好きなことをして過ごしてみましょう🐄
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