不安のぐるぐるループを終わらせる。
「わたし」という動きは
どうしても今ここには無いものを連れてきて思い悩んでしまいます。
未来、将来、過去、あの時、誰か、他人
それを言葉にして始終考えを巡らせています。
この「わたし」の動きが強い時、今、目の前のことは明確に感じられず
不安感や後悔などの不快な感覚がセットになって出現します。
大抵イライラしたり疲労感を感じたりします。
イライラしている時、必ず過去や未来の不安や恐怖に囚われています。
でも、それは実態がありません。
ただの頭の妄想です。
逆に、「わたし」のエネルギーが弱まり
頭のお喋りが静かになった時
落ち着いていて、安心感や肯定感を感じられます。
身体の緊張感が解け、目の前の状況がフラットにシンプルに感じます。
私たちの脳は、あまりに問題解決の動きに慣れてしまっているので
そして社会も周りもその様に動いているので
しんどい感覚の時間の方が自ずと長くなります。
たまーに、たまーに、頭や心が鎮まり安心感やリラックスの中にいることが訪れます。
ですので、逆説的にこの緩む動き、リラックスする動きというのはとても大事なように感じます。
この静まった安心感の中からしか生命のエネルギーは生まれないから。
というよりは、気付けないから。
そして、今、実態の無い未来や過去や他人に心が囚われている時
あたかも本当に存在するように感じる問題や不安を取り扱わない、相手にしない
そんな勇気のような勢いというのも大事だなと感じます。
だってそれは、やっぱり頭のお喋りでしか無いから。
現れた瞬間に勢いよくポイっと投げて
頭の中にしかない幻だったと気づいてみてもいいかもしれません。
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