五臓六腑の時間割(子午流注)
こんにちは^^
鍼灸・整体 momo鍼灸室です。
今日は、中医学の五(六)臓六腑の時間割、子午流注について書きたいと思います。
子午流注⇒しごるちゅうと読みます。
子午は時間、流注は気の流れを指します。
こんな図で表現されます。
12の干支の時間帯に対して五臓六腑が配置されていますね。
それぞれふさわしい所に配置された臓腑にそれぞれの働きがあり、その臓腑を健やかに保つ過ごし方があるんですね。
全部は書ききれないので、今回は夜の過ごした方についてみていきましょう。
腎の時間(17時~19時)
この時間は、補腎の時間になります。
腎はエネルギー(気)を蓄える働きがあります。
この時間に、エネルギ-(気)の元になる食事を摂るのが良いとされます。
活力や精を蓄えているという意識を持って過ごすと良い時間です。
心包の時間(19時~21時)
心包は実際には無く、概念的というかエネルギー的な存在です。
心を包んでいるもので、心をストレスなどから守っているとされます。
できるだけ気持ちが高ぶらないように、ゆっくりとお風呂に浸かるなど、なるべくリラックスして過ごすように心掛けるとよいです。
三焦の時間(21時~23時)
三焦も実際には存在せず、働きとしての名称になります。
全身に気・血・水を隈なく巡らせる働きがあります。
リラックスや血流を良くすることを目的としたゆる~いストレッチなどで
身体を緩めておくと三焦が働きやすくなり、疲労回復しやすくなります。
気持ちの面でも、リセットできると良いです。
思考もダラダラと考えるのは止めてみましょう。
胆の時間(23時~1時)
胆は、消化を助ける働きや、成長ホルモンを出す働きがあります。
中国には『寧舎一頓飯,不舎子時眠』
(子の刻の睡眠を放棄するくらいなら一度の食事を放棄した方がずっと良い)
ということわざがあるそうです。
この時間には眠りについているということがいかに大事かということです。
胆は決断力を司るとされており、そんなところにも影響してきます。
肝の時間(1時~3時)
肝は血液の浄化や解毒を担当しています。
この時間帯に深い眠りに入っていることで、綺麗な血液が上手く巡るようになります。
逆にこの時間に肝を休められていないと、お血の症状や、自律神経やホルモン系の症状が
出やすくなります。自律神経やホルモンに影響が出やすいという事は、精神的な面にも症状がでるということです。
現代の私たちの身体は気が上に上がっていて、肝に気が溜りやすくなっている気がします。
どうぞこの時間帯にはぐっすり眠っていてください。
鍼灸学校の授業で、肝臓を休めることがとても大切だと先生が仰っていたのを良く覚えています。
その他の時間の解説はまたの機会にできたらと思います。
なんでも当てはめすぎてしまうと窮屈だったり、苦しくなってしまいます。
出来るときに何となく、思い出していただけたら嬉しいです^^
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