緊張が固定化されるとき

こんにちは＾＾

鍼灸・整体　momo鍼灸室です。

暫くお見えになられなかったお客様が

久しぶりに足を運んで施術を受けに来てくださったりした時に

全く身体に意識が向けられなかったりした場合

身体の緊張の針が振り切れているかのような状態になっている事がたまにあります。

ものすごく筋緊張があり、固くなっているのに

痛みを感じなかったり、感覚が鈍くなっていたりします。

「これ痛くないんですか？」

とお聞きしますが、「あまり感じません・・・」みたいな会話になります。

このような時に身体の緊張、延いては心の緊張が定着しており固定化されたように感じます。

身体や心の固さが通常モードになり、それに全く違和感がない状態です。

固さがあり柔軟性が無いわけなので

身体の変なところが痛んだり、自律神経症状が出たり、心も体感もなんとなく重かったりしています。

筋肉や身体の凝りって何なのかというと、行きつくところエネルギーであり

未完の感情や未解消な感情、ストレスに蓋をしてしまった時や、誤認や誤解

などの見えない部分のエネルギーが、物質である身体に閉じ込められた状態なのだと思います。

もちろん、使い過ぎや同じ姿勢での負荷、老化などもありますが

それらは引き金やきっかけでしかなく、根底には必ず感情や思考レベルでの

収縮、緊張したエネルギーがあります。

まずは、肉体が疲労し緊張している事に気づき意識をむけることが大切です。

「ああ、こんなに身体は緊張していたんだな」と。

そして、できる範囲で出来ることを意識的にしてあげてください。

ヨガでも運動でもストレッチでもスパでも温泉でも、必要ならば治療を受けても良いです。

そして、その根っこには感情のわだかまりがあるはずなので

そこを無理せず、観れるときに気づいてあげます。

ただ気づいてあげるだけでOKで、そこを頭で考え悩みの中に入り込むと逆効果です。

ただ気づくだけです。

（深い悩みや自分では解けないことは、プロのカウンセラーさんにお願いするのが良いです。）

ざっくりですが、起こっているところが違うだけで感情のモヤモヤも身体のモヤモヤも同じです。

身体や心にとって、気づかれている、意識を向けられているということは安心であり

幸せなことなのだと思うのです。

現代社会に生きる私たちの意識は、常に頭がどの様に思考しているかに向けられています。

上に上っている意識が身体の感覚に降りてくると、楽になるのだと感じます。

意識を身体に向けてみましょう。もしかしたら緊張がふと緩むかもしれません。