2つある副交感神経の状態
こんにちは^^
鍼灸・整体 momo鍼灸室です。
私たちの身体には交感神経と副交感神経があります。
交感神経はここぞというときに身体を緊張させる働きがあり、何かを頑張ったりするときに、血圧を上昇させる、心拍数を上げる、筋肉を緊張させる、発汗を促進させるなどが代表的な働きです。
副交感神経はリラックスさせる働きがあり、休息しているとき優位に働く自律神経です。 血圧を下げたり心拍数を低下させたり、筋肉を弛緩させたり発汗を抑えたりします。
交感神経⇒アクセル
副交感神経⇒ブレーキ
のように例えられることもありますね。
この2つの相反する働きが上手くバランスを取りながら生命を維持しています。
そして最近よく目にするのは
副交感神経には2通りあるということです。
1つは、リラックスしているときに働く作用です。心拍数を下げたり、血圧を低下させたり、呼吸を深くゆっくりさせたり、胃を収縮させて消化を促進したりするなどの働きなどがあります。
気持ちも安定し、心が安らぐような感覚です。安心感です。
もう1つ目は副交感神経のうち、体を一時停止状態、休眠状態にする働きです。
進化的に 古い起源をもつ神経「背側迷走神経」で、危機に抵抗することが難しくなった状況で、脱力状態になったり、フリー ズ反応を作動することがあるそうです。
あまりに疲労したり、自分では処理できない強いストレスを経験した時にこのような状態になるような気がしますよね。
動物が天敵を目の前にしたときに、死んだふりの様になったりフリーズしたりして動けなくなる時は
この2つ目の副交感神経の働きが働いてうるそうです。
どちらも、血圧は下がるし、心拍も落ち着いているし、筋肉は弛緩していて
類似している状態ですが
安心リラックスの副交感神経状態は、周囲との繋がりや温かさの感覚がありますが
休眠状態の副交感神経の状態は、周囲とから自分を閉ざしシャッターを下ろしてしまったかのような冷たさの中を感じます。
ですが、人生の中でこのようなシャッターを下ろしてしまうような時って
なんとなくあると思うのです。
少しうつ状態というのでしょうか、ちょっと今は何もするきになれないよ
今は一人にしてほしいよというような感覚。
最近目にするのは、ストレスや自分の中のモヤモヤには気ずいてはいないけれど
強制的に身体が休眠状態の副交感神経に入ってしまう場合があるなということです。
気持ちは元気なんだけど、身体が休眠状態。
でも身体のほうが素直なんですね。
身体が休眠状態になるということは、そうなるだけの何らかのストレスがあったはずなのです。
私たちは、あまりに辛いことがあったりすると、蓋をしてしまい無かったことにしてしまうことが
あります。
そして、この休眠状態を解いていくには、この気持ちのモヤモヤやストレスに一度目を向けてあげる
ことが大切なのです。 見たくないんですけどね。
自律神経は、食事、睡眠、運動のバランスが取れていれば、上手く働きます。
(そのバランスを取るのもなかなか難しいのですが・・・)
もう一つ大切なことは、気持ちや精神面からの影響も大きいということです。
自律神経症状でお困りの場合、少し立ち止まって気持ちに目を向けてあげれると良いと思います。
そして少しでも良いので安心感リラックスの副交感神経を起動させてあげてみてください。
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