安心、安全をベースにして生きる
こんにちは^^
鍼灸・整体 momo鍼灸室です。
私たちの社会や生活は進歩し、とにかく便利になりました。
便利にはなりましたが、自然からは離れ人工物に囲まれて生きています。
スマホも持ち、四六時中様々な情報にアクセスもできます。
私たちは、自然から離れていくと、交感神経をベースにして生きるようになります。
頭の性質上、比較し不足を補充するという思考のサイクルをベースにして生きるようになります。
私もそうですが、ほとんどの方が交感神経の「戦い、頑張る、興奮」の状態に体が傾いています。
生きるベースが安心や安全から、やや離れたところにあるようになります。
この戦いモードが続くと、体は常に緊張状態にさらされ自律神経が乱れてきたり
どこか消耗するようになります。
阿保徹先生の、自律神経免疫のお話を聞いたことのある方もいられると思いますが
体が交感神経の戦いの世界にあると血流が悪くなり身体に酸素を運べなくなり病気になりやすい状態になると仰られています。
身体を診させていただき感じるのは、私たちの本来生きるためのベースは「安心・安全・繋がり」のやや副交感神経寄りの状態をベースにしたものなのではないかということです。
戦いモードや緊張状態に入っても(☜社会で働くときはこの神経が大切です。)、還るのは副交感神経の安心・安全・繋がりの状態で、そこに還れば、必ず生命としてのエネルギーをチャージできるのだと思います。
私たちは、この還る場所が良く分からなくなっているのではないかと思うのです。
つまりは心から安心し、心も体もリラックスし、なんとなくこれでいいんだなという
優しい感覚。
このような状態になることが難しくなっているのではないかということです。
外側に価値を置いたり、心のよりどころを自分以外の何かに向けすぎて、
自分の感覚や内側に戻るという最も戦わなくて良い場所が良く分からなくなっています。
外に合わせなくてはいけないので、自分の感覚や自分の心に正直になることにむしろ罪悪感を
感じることだってあると思います。
還るのは、自分の内側のリラックスした空間。
ずうっとそのような感覚でなくてもちろん良いのですが、還るホームとしての感覚に
安心・安全・これで良いという物があると生命力が出てくると思うのです。
そのためには、社会や外側の世界に合わせすぎることなく、どこかで自分の内側に戻る
自分の感覚にもどるということが大切です。
社会に足並みを揃えることが最重要とされてきてきたので
自分の内側にある安心安全の基地を忘れてしまったという感じでしょうか。
この安全基地は、武術や東洋医学などでいう丹田とか腹とかにあるのだと思います。
意識がその辺に落ち着いているということですね。
上に上がりっぱなしの意識を腹まで落としたいわけです。
これだけ、刺激的で魅力的で沢山の情報に囲まれているとなかなか頭にある意識を腹まで下げるのは
難しいのかもしれません。ちょっと社会の動きと逆流するような感覚かもしれません。
自分の状態も含め、とにかく頭を使い交感神経状態で生き続けて、
なんだか体が不調、心も元気が出ないという方本当に多いと思います。
少しでも、体や心や神経を緩めるお手伝いが出来たらと思います。
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