無理しているのか、我慢しているのか
先日、社会学者・心理学者の加藤諦三先生のyutube を視聴していました。
そこで、心の疲れを取る方法について話されていました。
疲れを取るというときに、「無理をすること」と「我慢をすること」の
違いをしっかり認識をしていないといけないということでした。
「我慢すること」と「無理をすること」とは全く違うものだということです。
我慢には目標があり、それに向かってそのために我慢をするわけで、これは能動性。
無理は受動性で、人に合わせるとか、人の目的を生きるときに心や体に疲れがとれないような状態に
なっていくそうなのです。
我慢と無理の違いをちゃんと考えたことはありませんでしたが
自分の体と心の状態を知る一つの物差しとして
我慢をしているのか、無理をしているのかを自分に問うことはとても分かりやすいと感じました。
辞書には
我慢とは辛くてもそれを耐え忍ぶこと
無理とは道理に反すること
と、ありました。
加藤先生が仰られている「無理をすること」の受動的な性質は
目的が他人や社会、外界がもたらす物になっていることを指しており
自分自身の道理から外れたときに物凄いエネルギーの消耗が起きるのだと感じました。
例えば、自分のやりたいこと目標があるにも関わらず、親が期待する学校や企業に就職するために
ひたすら努力する。
これは無理になるわけですね。
無理をすると眠っても疲れが取れないということが起こるとも仰られていました。
無理をしていないという事も大切な確認ポイントですし
今、力を注いでいる事に自分の目標や目的や希望を持てているのかという事も
生きることの流れの中では大切だと感じました。
この能動的な、自分の中から湧いてくる欲求に沿って生きるときに
免疫力も上がるとのことでした。
自分の内の感覚とピタッと一致したときにやはり体の方も呼応し
整っていくのだと思います。
心を置いてけぼりにした体の健康は無いですし
体をそっちのけにした心の健やかさも無いのです。
心と体は互いに影響し合い一つなのです。
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