思考過剰と血虚
こんにちは^^
鍼灸・整体 momo鍼灸室です。
東洋医学で、人間の体を構成する大事な三要素として気・血・津液(水)があります。
血は、体を温め全身に巡らせ、体を作る原材料として栄養、滋養、精神の安定などの働きを
司ります。
この、血液の働きが弱くなる事を血虚と言います。(西洋医学的な貧血などの概念とは違います。)
血虚になると、 不眠・イライラ・筋肉痛・乾燥・艶がない・ 筋肉痛・神経痛・婦人科疾患・物忘れや、集中力の低下などが挙げられます。
女性は、月に一度血を失いますので血虚の状態になりやすいですし、年齢を重ね、そもそも質の良い血を作り出す力が落ちてくると、その影響も受けやすくなります。
もちろん、出産も大きな要因になります。
最近、良くあるのは思考活動過剰での血虚です。
頭を使いすぎても血は消耗、損傷されます。
終わった事を考え過ぎたり、人目を気にしたり、人と比べたり… それだけ思考活動は血のエネルギーを消費するわけです。
思考活動では神経の働きも過剰になるので 自律神経症状や、精神的な不安定さが出てきます。
考えがまとまらなくなったり、本来の自分の感覚が良くわからなくなったりします。 今は、とにかく思考重視の時代です。
思考の上手な付き合い方が分かってくると もっと女性は元気に笑顔で過ごせるような気がします。
頭の使いすぎ、気の使いすぎでも血虚になるということ、体には結構ダメージがあるということを頭の片隅に入れておいてみてくださいね。
0コメント