良くなろうとしない。体を信頼する。
こんにちは^^
鍼灸・整体 momo鍼灸室です。
タイトルが鍼灸師が言ってはダメな言葉なような気がしますが(^^;
私たちは、身体の痛みや症状でも、心の痛みや症状でも、なにかトラブルと思える事を抱えてしまったときに反射的に「今より、良くなろう」と考えると思います。
「これをどうにか治すには、何をしたらいいのだろう」
「これさえ良くなれば、私はもっと楽なのに」
その解決のエネルギーは強く、結果としてその痛みや症状にフォーカスし続けます。
本当に辛いときは藁をも掴む気持ちでどうにか良くなる方法を探します。
私もそうですし、その気持ちは良く理解できます。
面と向かわなくてはいけないほどの大きな病もあるのだという事もありますよね。
ですが、「良くなろう」「良くならなければ」という焦るような思い。
これがある意味落とし穴のようなもので
良くなろうという焦りの気持ちは、頭(思考)の作り出す不安や恐怖の轍に
ハマりこむようなものです。
本来の治癒や癒しとは真逆の性質へと向かう気がするのです。
どんな病気も、身体と心が緩みどんな状態であれ今のその状態を受け入れた時に
始めて治癒、癒しの方へと流れが起きてくるのだと思うのです。
つまりは、頭でどうしたら治るのか、どうにかしてこの辛さから解放されたいと思えば思うほど
身体や脳の緊張は高まり治らないということですね。
頭を使うと身体は緊張し。血圧が上がったり、血流が悪くなります。
病は、血流が身体の隅々まで行き渡り酸素を運ぶことができると自然に良くなります。
心でも身体でも不調を思考で練り上げないという事はとても大切なことです。
治すのは身体の仕事なんですね。
そして、治そうとする身体の働きを引き出しサポートするのが私たち鍼灸師や治療家の仕事だと
思うのです。
誰かがそれを治すのでは無いのです。
もし、治ったのだとしたらご自身の身体が治したはずです。
過剰な「良くなろう」という思考はストレス物質を出します。
誰かから「もっと良くなろう!!」「どうにか良くならないの?」って言われたら
しんどいですもんね。私たちは無意識に自分に対してこれをやっちゃうんです。
動物は何があっても、「良くなろう」とは思ってないですね^^
それが癒されるんでしょうね。
頭を使うと身体は緊張します。
身体に意識を向けると身体は緩みます。
ずうっと、緊張させてきた心と体をどうぞ労わり目を向けてあげてください^^
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